タミヤ1/700 輸送艦おおすみ(竣工時)

海上自衛隊が誇る輸送艦(実は揚陸艦)おおすみです。


おおすみ型を強襲揚陸艦と分類する人もいるようですが、強襲するためにはそれなりの航空支援能力が必要なため、ヘリの整備設備がないおおすみではちょっと能力不足といった感じで、当然他国を侵略することは不可能です。
それでも例えば日本領海内のどこかの島が占領されたと仮定して(笑)、空自の戦闘機と連携を取るなどして、逆上陸作戦を行うには充分な性能なのではないかと思います。

近所の模型屋の店長とおおすみについて話していたところ「どうせなら空母にすればよかったのにねえ」とのコメント。
しかし、空母を維持するには費用がかかりすぎるし、日本が空母持ってどうするのかとは思ったのですが、考えてみれば黒船の時代から軍艦と言うものは技術の見せびらかし、一種のお国自慢で、NASAの宇宙ロケットもそうでしょう。
かつてはその役割が巨大戦艦だったわけで、現在では水上戦闘艦の花形といえば一般的には空母ですから、「わが国にも空母欲しい」という気持ちになるのも自然なことなのかもしれません。

そう考えると、おおすみ型輸送艦はパッと見空母に見えてかっこいいし、いざとなれば迅速な揚陸作戦が行え、災害時には仮設住宅を運んで大活躍と、日本という国にはぴったりの艦なのかもしれません。人気があるのもうなづけます。

余談ですが、実艦の写真ってこちら向きのが少ないような気がします。
上陸用エアクッション艇LCACです。これによって素早い揚陸が可能となったわけです。
おおすみはこれを艦内に二隻収納しています。

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