アオシマ1/700 「高雄1944」


 アオシマの高雄です。特に修正点は無く、手のかからない良い子です。
 キットのディティールはおとなしめなので、あっさりと仕上げたい人はそのまま組むも良し、
 細かく作りたい人は、余計な修正に煩わされずディティールを追加することに集中出来るという
 自由度の高いキットだと思います。自分はまあ…、 程々に作りこむという方向で…。
 高雄を初めて知ったのは小学校低学年の頃、
 その大型の艦橋がとてもカッコ良く見え、
 お気に入りの艦でした。

 しかしその頃は軍艦に対する知識が少なく、
 主砲は横に向けて撃つものということを知らず
 常に前方に撃つものだと思い込んでいた私は、
 この第三砲塔は、どういう局面で使用するのかと
 とても悩んだのでした…。


 しかも水上機という機種も知らなかったので、
 「この変な脚で、この狭い飛行甲板に(←作業台も
 知らないし…)どうやって着艦するんだよう!」
 と怒り、(怒る必要もないのですが)
 艦載機セットの中のお気に入りだった彗星艦爆
 カタパルトに乗せ、「やっぱ戦闘機はこれだよな」
 等と一人悦に入っていたのでした。

 だから着艦はどうするんだよ、小学生の俺…。

 この作ではいつも通り、機銃やボート類等ピットロード社の艦船装備セットを使って製作しています。
 主砲に関しては、砲室がアオシマのキットのままで、砲身をピットのパーツにしてます。
 それから今回初めてホーサーリールにエッチングパーツを使いましたが、なかなか良い感じです。

 マストはキットのパーツをそのまま使って、筋交いを追加していますが、やっぱりちょっと太いかな…、
 そもそもWLシリーズは武装類が大ぶりで、全体的にデフォルメしたものだと思っているのですが、
 このマストの太さをどうするかは次の課題でしょうか、あんまり細くしたくはないんですけどね。

 今回やってみたことの一つが、この艦載機のキャノピーの透明化であります。
 キャノピーを何色で塗装するのか、いつもそれは悩みの種でした。
 無難に銀色で塗っていましたが黒という選択肢も捨てがたく、いやそれとも空の色を反射した色か?
 いややはり無難に銀…、等と無限ループに入りこんでしまいます。で、思い切って透明にしてみたところ、
 …いやスッキリしました。これでもう悩まずに済みます。めんどくさいですけど。
 アンカーチェーンも削り取った後、
 ピットロード装備品セットのものを貼りました。
 出来ることなら金属製のチェーンにしたいですが、
 ちょうど良い太さのチェーンがないので
 今のところはこれがベストだと思います。


 でもどこかでこのくらいの太さのチェーン
 作ってくれないでしょうかね、
 エッチングチェーンじゃ平べったいし…。
 アオシマの高雄を作る上で注意したいのが
 この艦橋両脇にあるカッターです。
 この部分、なぜか組み立て説明書に
 書かれてないんです。


 航走時と停泊時はこのように外側に
 展開しています。
 戦闘時には内側に収納します。
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